2019年11月26日

ネットの価値は、“無料でどこまでできるか”にある。

ネットに流れる情報は、基本無料。だが、この図式では儲けにくくなってきたので、ネットコンテンツを有料化する動きがある。

現在も有料サイトはあるのだから、“それが増えるだけ”と捉えることもできる。金を払ってでも得たい、と思う価値がそのコンテンツにあるのなら、何も問題はない。

だが、有料化という流れがネット界にできてしまうと、“右へならえ”で、中身のないコンテンツまで有料化してしまう可能性がある。

本当に中身がなければ、自然淘汰で消えていくだろうが、中身があるように見せかける詐欺まがいのコンテンツも出てくるだろう。言葉巧みに価値が高いように錯覚させて、有料であることを当然のごとく思わせるのである。

そうなると、ネットが気軽に使える道具ではなくなってしまう。調べものも情報発信もショッピングも、すべて無料でできるからこそ、人びとの暮らしに根づいているのではないのか。暮らしを便利で快適なものにすることが、ネット普及の前提条件ではなかったか。

また、無料の情報提供をしながら、どうやってビジネスとして成立させるかが、ネットに携わる者の腕・テクニックではなかったのか。そこに、頭脳・アイデアを集積させることが、ITビジネスの面白さだと思うがどうだろう。

有料化は、安易な発想だと思う。無料にするための努力を怠っている。有料のサービスを提供するだけなら、販売のためのメディアが増えたに過ぎない。

ネットの価値は、それほど低いものではない。もっと大きな可能性を秘めている。それを探り出すのが、ITビジネスにチャレンジする者の使命であり、楽しさ・面白さだと思う。

有料化は、それを放棄しているようなもの。無料でどこまでやれるのか。そこにチャレンジして欲しい。

有料化に取り組む本人たちは、新しいビジネスモデルを模索しているつもりらしいが、手っ取り早く儲かる方法を探っているだけに見える。そこには、画期的なアイデアなど、生まれはしない。

posted by 佐藤きよあき at 08:49| Comment(0) | マーケティング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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