2019年11月12日

初詣に行けなくてもいいの?

大阪市にある天王寺動物園と大阪城天守閣は元日から営業する、というニュースが数年前話題になった。当時の橋下市長の「かき入れ時に休むなんて民間企業ではありえない」というひと言で、営業することが決まった。

これに対し、「正月三が日くらい休んでもいいんじゃない」「職員が可哀想」という意見も出たようだが、それはかなり片寄った意見ではないかと思っている。

では、そんな人たちに問いたい。あなたは、初詣や旅行に行かないのか? 帰省もせずに、三が日の間は絶対に家にいるのか?

神社・仏閣は、年末年始ずっと開いている。そこへ行くための、そして帰省のための電車やバス、タクシーも営業している。お腹が空けば、レストランにも寄りたいだろう。

そこで働く人たちが、みんな休んでしまったらどうなるのか。「昔はみんな休んでいた」と言う人もいるが、大きな錯覚である。休んでいたのは、日常の買い物をする商店やスーパーくらいである。

帰省する人や旅行する人が利用する交通機関や宿泊施設、土産物店は、すべて営業していた。橋下市長の言う「かき入れ時に休むなんて…」である。

儲けることができる時には、しっかり営業して儲ける。それが、客商売の基本であり、商売人の姿勢でもある。

三が日であっても、動物園や観光地に人が来るのなら、営業すべきだろう。それが公務員であっても関係ない。

三が日くらい休みたい。三が日くらい休めば良い。そんな考え方をするのは、仕事がなくなるという危機感を持っていない公務員かサラリーマンである。

暦通り+土曜日も休める人たちは、それが当然だと思い込んでおり、自分たちが休みの日に利用する交通機関や店が営業していることに、無頓着になっている。

自分たちが休みの日に働いてくれる人たちがいるから、遊びにも行けるし、外食もできるのである。すべてが休めば、初詣にも行けない。

「休まず営業することで収入になる」という意識が、公務員やサラリーマンにはない。休んでも、有給休暇で収入が減らないからである。守られているからである。

そんな人たちに、「休めばいいのに」などと無責任なことを言って欲しくはない。生活が掛かっているのに、簡単に休めるわけがない。

商売人となった以上、その覚悟はある。まわりがとやかく言うことではない。

posted by 佐藤きよあき at 14:59| Comment(0) | マーケティング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
コチラをクリックしてください