2019年09月17日

ターゲット層の置き換えで、新マーケットを。

企業が新商品を市場に投入した際、狙ったターゲットとは違う層の人たちによく売れた、という話は多々ある。市場を読み違えたものの、結果オーライといったところ。

プロであっても、必ず売れるという確信などない。売れないことの方が多い。どれだけデータを集めても、予測通りにはいかない。

予測というのは、過去の傾向を元にした、言わば常識的な判断でしかない。常識を打ち破ってこそ、大ヒット・新マーケットの創造に繋がるのである。

そこで、常識を破るひとつの方法。既存の商品をまったく別のターゲットに売り込むのである。

赤ちゃん用品を大人に。子ども向け商品を高齢者に。そんな発想の転換を試みて欲しい。

世の中にない新しい商品を生み出すことは非常に困難だが、既存の商品の売り込む先を変えるのは、リスクが少ない。

巣鴨で大人気の赤い下着は、冷え症に悩む若い女性にも売れるのではないか。

女子小・中・高校生には定番のプリクラは、巣鴨のおばあちゃんたちにもウケるのではないか。

子ども向けの社交ダンス教室はどうか。

いくらでも可能性はある。世の中のあらゆるもののターゲットを変えてみれば良い。面白い新マーケットが誕生するかもしれない。

posted by 佐藤きよあき at 14:45| Comment(0) | マーケティング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年09月10日

消費者は、もう買い物に行かないのか?

ネットスーパーが拡大している。食料品や日用品をインターネットや電話で注文すれば、自宅まで届けてくれる。

過疎化で商店が無くなった町。高齢化による買い物難民。小さな子どものいる家庭や妊婦。日常の買い物に困っていた人たちにとって、非常に有り難い存在である。

ネットスーパーと呼ばれるものの、ネットが使えなくても、チラシを見ながら電話で注文できるので、特に高齢者には便利だ。

また、働く主婦は時間に追われているので、仕事帰りの買い物はキツい。そこで、ネットスーパーの利用が増えている。

どうして、これまで無かったのかと思うほど、大きな社会問題を一挙に解決できる仕組みである。

生協の宅配は存在していたが、制約が多く、使いづらい面もあったため、広く利用されてはいなかった。

だが、ネットスーパーのように、地元のスーパーが運営していると、馴染みもあり、安心して利用できる。ハードルは低い。


ネットショッピングの「楽天」までもが、ネットスーパーを運営している。

しかも、まだ一部の地域ではあるが、新聞折り込みチラシを配布し、電話による注文も受けつけている。

「楽天」のネットスーパーは、利用者にどんなメリットがあるのか。

地元スーパーでは扱っていないような商品を手に入れることができる。

日常の買い物は地元スーパーで、変わったものは「楽天」で、となるかもしれない。また、珍しいものを買うついでに、日常の買い物も「楽天」を利用する、ということも。

何れにしても、消費者にとっては便利な存在が出現したのだと言える。


さて、ここで問題提起。

ネットスーパーは良いことだらけなのだろうか? 確かに便利で、困った問題を解決できる。だが、小さな店はどうなるのか。

買い物のために外出していた客が、外出しなくなる。つまり、来なくなるのである。「面倒だから、ネットで済ませよう」となる。

ネットスーパーが普及すると、食料品や日用品をすべてネットで買ってしまう人が増える。こうなると、店舗のみで商売をしていた店は潰れてしまう。

大手スーパーやチェーン店によって、窮地に立たされている上、追い打ちを掛けられる。このままでは、個人が経営する店は、日本から消滅してしまうかもしれない。


これは、何を意味するのか。

買い物に行かない。すなわち、買い物の楽しさを味わえない。レジャーとしての買い物がなくなってしまう。

すると、街に活気がなくなる。活気のない街は、経済が低迷する。便利になることで、経済が落ち込む可能性が高くなるのである。

ネットで儲ける企業が増える反面、多くの小さな店が消えていく。

日常の買い物はネットでも、楽しむための買い物の機会を増やす必要がある。

現物を見て、買いたい。あれこれ見てまわりたい。見ていることが楽しい。そんな買い物シーンを創らなければ、小さな店は生き残れない。

そのヒントは、大勢の客で賑わっている店を見れば、わかる。

商品が他と違う。店にいて楽しい。思わず笑顔になってしまう。そんな店でなければ、ネットスーパーには勝てない。

買い物の楽しさを味わってもらう仕掛け・演出が不可欠である。

人が家にいては、経済は活性化しない。もっと外に連れ出すことが肝心だ。

posted by 佐藤きよあき at 09:18| Comment(0) | マーケティング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年09月03日

経済を浮揚させるのは、提案力。

女子会流行りで、飲食店をはじめ、旅館・ホテルがやや活気づいている。女子会専門の飲食店ができたり、女子会専門のポータルサイトからは、“女子会の楽しみ方”などの情報が流されている。

なぜ、ここまで広がってきたのか。

女性は元来おしゃべり好きなので、2〜3人集まれば、どこにいてもしゃべっている。これまでも、友だち同士の飲み会や旅行で、存分に話していたと思うのだが。

それがいま、“女子会”と命名され、さらに拡大している。話し足りていなかったのか。

キーとなるのは、“女子会”というネーミングである。なにやら楽しそうな雰囲気を持った言葉である。話す内容は、「仕事」「恋愛」「趣味」のことが多く、これまでと変わったわけではない。

集まって飲んだり、しゃべったりする行動は、男社会と何ら変わりはないイメージもある。だが、“女子会”という名前がついたことで、女性だけの特別なイベントになった感はある。男の入り込めない、秘密の場所のような……。

ある調査では、「女子会は合コンより楽しい」と思っている女性が、90%もいるという。実際に、「男なんていらない。女子だけで楽しめれば良い」という女性もいる。

将来の日本を考えると、多少の問題はあるが、それほど女子会にハマっていると言っても良い。女子会がもっと広がれば、経済にとってもプラスではある。

企業としても、これを上手く活用すれば、消費の拡大に繋げることができる。消費を先導しているのが女性であることからしても、如何に女子を集めるかがポイントとなる。

“女子会”を絡めた『提案力』が求められているのである。

あるカメラメーカーでは、「カメラ女子会」なるイベントを開催し、写真の撮り方のレッスンや商品アピールの場としている。

また、“女子会”のような新しいスタイルを生み出すことで、あらゆる業界を活性化することができる。

ファッションの流行は、自然発生的なものではなく、業界団体が創り出していることは、ご存知だと思う。「このカタチ、この色を今年の流行とする」と。

つまり、「今年はこれが流行る」ではなく、「今年はこれを流行らせる」が、本当のところ。理想的な仕組みができている。まさに、これが『提案力』である。

すなわち、さまざまな業界団体が同じ仕組みを作れば、常に流行を生み出し、消費を継続させることができるのである。

企業・商店が、この力『提案力』を持てば、経済を活性化させることは可能である。

posted by 佐藤きよあき at 14:50| Comment(0) | マーケティング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年08月27日

新市場の開拓となるか?「女性向けプラモデル」誕生!

プラモデルと言えば、“男の子”の世界。戦闘機や船、自動車などをコツコツと組み立てた経験のある男性は多いだろう。

最近では、ガンダムプラモデル、通称「ガンプラ」が男の子の定番となっている。時代が変わって、作るモノは違えど、地道に組み立てる作業を男性が好むのは同じである。

だが、そんな男の世界に女性が進出してきた。

少し前、ガンダムのモビルスーツ「アッガイ」が、若い女性に「可愛い!」とウケ、ガンプラが売れた。ユニークなデザインが、女性の心を捉えたのである。

その「アッガイ」のフォルムを参考に、クマ型の「ベアッガイ」が生まれ、さらに「プチッガイ」という、モビルスーツを商品化したところ、またまた「可愛い!」と、大ヒットとなった。

知らない人には、何のことだかわからないだろうが、テディベアのようなロボットと言えば、雰囲気は伝わるだろうか。

元々、ガンプラは接着剤を使わずに組み立てることができるので、その手軽さが女性にも受け入れやすかったのだろう。

そしていま、新たな「女性向けプラモデル」が誕生したのである。

ディズニー映画のプリンセスたちの舞台となる城をモチーフにした「キャッスルクラフトコレクション」。“プラモデル”という男性的志向でありながら、「プリンセスの城」という女性的志向を取り入れている。

城の中にはLEDを内蔵し、夜は照明として使うことができる。実用的なインテリアとしたあたりが、女性ウケする仕掛けだと捉えることもできる。

また、女性は“モノを組み立てる”という作業をあまり経験していないので、新たな世界をプチ体験する楽しさがある。完成後は、プリンセスという夢の世界に浸っていられる。

これは、新しい市場の開拓となるかもしれない。テーマはあくまで女性向けでありながら、男性の世界を覗き見ることができる。

この戦略で新市場を開拓するなら、まだまだたくさんの“男性の世界”が残されている。

posted by 佐藤きよあき at 11:14| Comment(0) | マーケティング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年08月20日

「○○女子」「○○ガール」が経済を引っ張る!?

消費が低迷するいま、“独女”すなわち、おひとりさま女子の消費欲に期待が掛かる。家族持ちは、男女とも節約生活にどっぷり。独身男子は、リストラの恐怖から逃れられず、金を使えない。将来の結婚のためにも、蓄えは必要。

金を自由に使えるのは、シルバー層と独女のみ。シルバー層をターゲットにしたビジネスは、次々に登場するものの、若干飽和状態にある。旅行関連と孫関連以外にアピールできる素材が見つからない。老後になると、物欲や消費欲がなくなるからではないかと推測できる。

そうなると、残っているのは独女である。この層は、不景気で収入は減っているものの、背負うものが少ない。最低限の生活費を確保すれば、後は自由に使える。暗い世の中で、唯一生活を楽しんでいる層ではないのか。自分磨きや趣味に没頭している。

「山ガール」「歴女」「森ガール」「カメラ女子」「仏像ガール」「釣りガール」「鉄子」「ラーメン女子」など、笑顔で楽しんでいる姿が、さまざまなメディアで紹介されている。

これは日本経済にとって、希望の光になるのではないのか。いまはまだ、小さな光かもしれないが、女性が生み出す流行は、爆発的に広まる可能性を秘めている。

次々に誕生する「○○女子」は、これからの日本経済を牽引していくのかもしれない。いや、牽引してもらわざるを得ないのが、いまの日本である。

ならば、「○○女子」「○○ガール」をどんどん仕掛けなければならない。そこに男性を絡めることができれば、めでたくカップルが生まれ、本来、経済を引っ張っていくはずの“夫婦”が増えるのだが……。

posted by 佐藤きよあき at 14:22| Comment(0) | マーケティング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする